ブルーベリーの鉢植えで簡単安く鳥よけする方法
ブルーベリーを楽しんでいると注意しないといけないのが5月です。というのも、受精した花が実になりつつあるため、鳥が狙っているからです。
これは去年に体験したのですが、1つ目に購入した「シャープブルー」を鉢植えのままベランダに置いていると、最初の3週間くらいは問題なかったのですが、4週間目に入る頃からブルーベリーの実が夕方になると減っているんですね。
最初は見間違いかと思っていたのですが、そのうち、鉢の地面部分に鳥の足跡が……。
このような体験から、ベランダで大きくなく、少ない量でもブルーベリーを育てて収穫を楽しむなら、鳥よけ対策(防鳥対策)が必須ということを学びました。
■ブルーベリーの鳥よけ対策をするタイミング
ブルーベリーの実が成熟する頃からと考えがちですが、去年の経験から分かっているのは「少し赤味が出てきた頃」には、鳥は食べにやってくるということです。
そのため、今回は次のような状態になっている「ミスティー」に鳥よけ対策を行いました。
『ミスティーの状態』
「シャープブルー」も少しずつ実が膨らんでいきていますが、もう一週間くらい経ってから鳥よけ対策しようかと考えています。
■ブルーベリーの鳥よけ対策アイテム
いろいろと検討しました。
- 支柱を立てて防鳥ネットを張ってブルーベリーの鉢植えを囲む方法
- 防鳥ネットを直接鉢植え全体に包む方法
- ブルーベリーの実が成っている部分だけネットを被せる方法
ベランダにある実が付いている鉢植えは2つ。そしてベランダの床はコンクリートなので、支柱を埋め込むのは不可。鉢全体を包むのも検討しましたが、水やりが不便。
ということで、鉢植えの数が少ないのと、簡単に準備できてアイテムの単価が安いため3番目を選択。
『水切りネット』
『洗濯バサミ』
両方ともホームセンターで購入。合計して300円くらい。
防鳥作業の手間を考えると、鉢植えが5つ以上になると、1番目の方法がベストかなと感じます。
■実際に鳥よけ対策をやってみる
まず、水切りネットの長さを、ブルーベリーの実の部分を包みやすい長さにカットします。そのままでもいいんですが、長すぎると水切りネットの口の部分をキュッと縛りにくいので、適度な長さにしておくのがおすすめです。
<カット前>
<カット後>
長さを調整した水切りネットをブルーベリーの実が出来ている部分にかぶせていきます。かぶせられたら、下の部分(水切りネットの口の部分)を洗濯バサミで留めます。このとき、ブルーベリーの枝部分は、洗濯バサミの中心寄りに出来ているスペースに入れ、枝をきつく挟まないように注意しましょう。
洗濯バサミで挟みにくい角度や場所の場合は、食パンやお菓子を買ったときに付いている、コードやポリ袋などの結束にも使う針金をクルクル回して留めるやつ(ビニールタイ)を使いましょう。
■ブルーベリーの鉢植えで鳥よけ対策したところ
とりあえず「ミスティー」の鳥よけ対策を完了しました。花芽の少ない苗を選んだので2箇所しか実がありません。そのため、5分もかからず防鳥対策が終了しました。
これなら重くて邪魔になる支柱も使いませんし、ベランダで物々しい雰囲気にもなりませんので、はじめてブルーベリーの鉢植えを楽しむ方も実践しやすいと思います。
■さいごに
今年は花が早く咲いたので、本当に受精するのかと心配していましたが、結果オーライということです。
今回の防鳥対策ですが、ネットを被せていると、電線から鳥が大声で叫んでいました。「ギャー!」って。声のトーンからすると「そろそろ食べようと思っていたのに、じゃまされてるよ!」という感じに聞こえました。これから戦いが続きます。
次は「シャープブルー」の防鳥対策、追肥、防虫対策が待っています。